【株式投資の秘密】空売りが株価上昇に不可欠な理由とは?信用取引と株価の関係を徹底解説!

どーも、そして確かなロジックについて語りましょう。今回は、なぜ空売りがないと株価が上がらないのかについて詳しく解説します。先日の動画でもコメントをいただきました。「ショートが増えないと株価が上がらないのはなぜでしょうか?」という質問が寄せられました。これは非常に興味深い質問で、先日Bloombergの記事で取り上げられた「空売り記録的低水準、ヘッジファンドは致命的打撃でもうこりごり」というニュースに関連しています。

アメリカ市場の話ですが、空売りを仕掛けたヘッジファンドが個人投資家により買いで踏み上げられ、ショートポジションが歴史的に低水準になっているという内容です。この状況では、今後株価が上昇するための燃料がないのではないかという懸念が出てきます。

では、なぜ空売りが減ると株価が上がらないのか、その仕組みについて詳しく説明していきましょう。

なぜ空売りが必要なのか

空売りが株価に及ぼす影響は大きく二つあります。まずは基本的なセオリーから説明し、その後、空売りの真意に迫ります。

基本的なセオリーとして、空売り(信用売り)は一時的に株券を借りて市場で売りますが、後々必ず買い戻しが必要です。つまり、空売り残高が多ければ多いほど将来の買い圧力となります。これが株価上昇の一因となるわけです。

実際の相場で見ると、ソニーのチャートが良い例です。去年の3月の大暴落前の上昇トレンドを見ると、底値圏で出来高が増え、上昇するにつれて出来高が減少しているのが分かります。この上昇相場で買われているのは、多くの場合空売り勢の買い戻しです。

空売りのメカニズム

空売りが株価上昇のために必要な基本的な理由として、空売りが将来的な買い圧力になることが挙げられます。空売りが多ければ多いほど、後に買い戻される株が増えるため、株価が上がりやすくなります。

ソニーの例では、底値圏での買いが現物勢によるものであり、その後の上昇局面では空売り勢の買い戻しが多くを占めていることが分かります。これが、空売りが株価上昇に寄与する基本的なメカニズムです。

空売りの真意

空売りの真意はレバレッジがかかっていることです。レバレッジがかかるということは、相場がバブル状態になっていることを意味します。売り残が増えれば増えるほどバブル状態になるのです。

仮にある会社の株価が100万円で、3人の株主がいたとします。ここで空売りマンが登場し、株を借りて市場で売ると、新たな株主が登場します。これにより、元の株主の資産は減らず、新たな株主が増えるため、仮想的に時価総額が増えることになります。これがバブル状態を作り出す仕組みです。

信用取引の影響

信用取引には、信用売りと信用買いの二つがあります。信用買いはお金を借りて株を買うことを意味し、これもバブル状態を作り出す一因です。信用買いが増えると株価が上がりやすくなりますが、逆に動きが来ると一気に下がることもあります。

例として、2020年3月の大暴落時に麻生さんが空売り監視強化を発表したことがあります。これは、ネイキッドショートと呼ばれる手当てのない空売りを禁止するもので、バブル状態を防ぐための措置です。

空売りが減るとどうなるか

空売りが減るとバブル状態の解消が進みます。これにより、株価が上がりにくくなります。現物の売りが増えると、空売り勢の買い戻しが少なくなり、結果として株価が下がりやすくなります。

空売りが少なくなると、相場の天井圏に近づいている可能性があります。これは「相場の終焉」を意味し、注意が必要です。

格言が示す空売りの重要性

「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」という格言があります。この格言からも分かるように、空売りは相場において重要な役割を果たしています。空売りがなくなると、相場の終焉が近づくということです。

空売りが少ないと株価が上がらない理由

空売りが少ないと、将来の買い戻しが少なくなるため、株価が上がりにくくなります。また、バブル状態が解消されることで株価が下がりやすくなるため、空売りが重要な役割を果たしていることが分かります。

空売りに対する感謝の気持ち

空売りをしてくれる人がいなければ、株価は上がりにくくなります。空売りを否定するのではなく、空売りしてくれる人に感謝することが重要です。空売りがあるからこそ、相場が活性化し、株価が上がるのです。

関連する質問と回答

なぜ空売りが少ないと株価が上がらないのですか?

空売りが少ないと将来の買い戻しが少なくなるため、株価が上がりにくくなります。また、バブル状態が解消されることで株価が下がりやすくなります。

空売りと信用買いの違いは何ですか?

空売りは株を借りて売ることで、後に買い戻しが必要です。信用買いはお金を借りて株を買うことで、レバレッジをかける点では共通していますが、買い戻しの必要がない点が異なります。

空売りが多いと株価はどうなるのですか?

空売りが多いと将来の買い戻しが増えるため、株価が上がりやすくなります。また、バブル状態を作り出すため、株価が上昇しやすくなります。

ネイキッドショートとは何ですか?

ネイキッドショートは、株券を借りずに空売りすることです。これは規制されており、違法です。バブル状態を過剰に作り出すため、監視が強化されています。

空売りが減るとどうなりますか?

空売りが減るとバブル状態の解消が進み、株価が上がりにくくなります。また、現物の売りが増えるため、株価が下がりやすくなります。