はいどうも早速のろくです。今回は「暴落しない投資信託は積立してはいけない」というテーマでお送りしたいと思います。本日お休みの日なので、いろんなシミュレーションをやっていて、その結果についてお話ししたいと思います。これを知っているだけで、今後の投資パフォーマンスが大きく変わるかもしれません。
では、さっそく始めましょう。
目次投資信託の積立について考える
長期の積立投資は、資産形成の基本とされています。しかし、何を積立投資するかは悩むところです。多くの人が全世界株式やS&P500に連動したインデックスファンドを選びますが、これが最適な選択なのか考えてみました。
全世界株式を積み立てる意味はあるのか?全世界株式が積立ランキングで1位になっている理由を考えると、新興国の成長を取り込むことや、米国が落ちた時のリスクを分散することが挙げられます。しかし、積立投資は時間でリスクを分散しているため、そもそも変動リスクの分散が必要なのか疑問です。
シミュレーションの結果から見た投資戦略
今回行ったシミュレーションでは、2つのファンドのパフォーマンスを比較しました。1つはリスクが低く単調に上がっていくファンド、もう1つはリスクが高く大きく波打つファンドです。最終的に同じ到達点に達する場合、どちらが資産額を増やすのかを見てみました。
シミュレーションの結果、最終的な基準価格は同じでも、ボラティリティが高いファンドの方が最終的な資産額が大きくなりました。これは、株価が高い時に少ししか買えず、低い時に多く買えるためです。結果として、ボラティリティが高い方が多くの枚数を保有することができ、最終的な資産額が増えたのです。
時間的分散によるリスク管理
積立投資は時間的な分散を行っているため、高い時も低い時も同じ金額を投資します。これにより、変動リスクを時間で分散することができます。したがって、変動リスク自体を減らす必要はあまりないのです。
むしろ、リスクがあった方がパフォーマンスは良くなります。高い時に買わずに低い時に買うことで、最終的な資産額が増えるのです。これは積立投資だけでなく、普通の投資でも同じことが言えます。
平坦なファンドと変動の激しいファンド
平坦に伸びていくファンドと大きな波を描くファンドのどちらが良いかを考えると、積立投資においては変動の激しいファンドの方が旨味があります。最終到達点が同じなら、変動が激しい方が資産額が増えるからです。
一方で、一括投資をする場合は変動リスクを避けたいので、平坦に動くファンドの方が良いでしょう。一括で大きな金額を投資する時には、変動リスクを抱えたくないからです。
全世界ファンドとS&P500の波の大きさ
全世界ファンドとS&P500の波の大きさを見てみると、実際にはあまり変わりません。全世界株式はアメリカの比率が高いため、アメリカが落ちれば全世界も落ちます。したがって、全世界株式インデックスに投資する意味はあまりないのです。
S&P500の方が若干変動率が高いですが、全世界と大差はありません。特にナスダックの方が変動率は高いです。
バランス型ファンドの積立は旨味が少ない
バランス型ファンドは株式と債権をバランスしているため、標準偏差が低く、変動が少ないです。これを積立するのは旨味が少ないです。一括投資には向いていますが、積立投資には向いていません。
レバレッジ型ファンドの注意点
レバレッジ型ファンドは変動率が高くなりますが、長期積立には向きません。価格が減価してしまうため、長期持つと資産が減っていきます。短期で持つ分には良いのですが、長期積立には適していません。
レバレッジ型ファンドは価格が減価していく仕組みになっているので、長期持つとどんどんお金が減っていきます。したがって、長期積立には避けるべきです。
結論:積立投資では暴落を楽しむ
積立投資では暴落を楽しむべきです。変動リスクが高い方が最終的な資産額が大きくなるため、暴落時に多くの枚数を購入できるからです。高い時に買わず、低い時に買うことで、最終的な資産額が増えます。
したがって、変動率が高いファンドを積立投資に選ぶことで、長期的なパフォーマンスを向上させることができます。
関連する質問と回答
Q1: なぜ暴落時に投資することが重要なのですか?
暴落時に投資することで、低価格で多くの株式を購入できます。これにより、株価が回復した際に大きなリターンを得ることができます。積立投資では、定期的に一定額を投資するため、自然と暴落時にも投資を行うことになります。
Q2: 全世界株式とS&P500のどちらが良いですか?
全世界株式とS&P500のどちらが良いかは一概には言えませんが、変動率の観点から見るとS&P500の方がわずかに高いです。全世界株式もアメリカの比率が高いため、両者の変動率には大差ありません。ただし、アメリカ市場の成長を重視するならS&P500が適しているでしょう。
Q3: レバレッジ型ファンドはなぜ長期積立に向かないのですか?
レバレッジ型ファンドは長期持つと価格が減価していく仕組みになっています。これは、レバレッジをかけた分のコストや市場の変動によるリスクが大きいためです。長期的には資産が減少するリスクが高いため、長期積立には向きません。
Q4: バランス型ファンドはなぜ積立投資に向かないのですか?
バランス型ファンドは株式と債券をバランスしているため、変動が少ないです。変動が少ないと、積立投資の旨味が減少します。高い時に少なく買い、低い時に多く買うことで資産額を増やす効果が薄れるため、バランス型ファンドは一括投資には向いていますが、積立投資には向きません。
Q5: 積立投資で成功するための最も重要なポイントは何ですか?
積立投資で成功するための最も重要なポイントは、長期的な視点を持ち続けることです。市場の短期的な変動に惑わされず、定期的に一定額を投資し続けることで、時間と共に資産を増やすことができます。また、暴落時には恐れずに投資を続けることが重要です。