【株初心者必見】日経市場が9月末に下落する要因とは?超簡単解説!ズボラ株投資ガイド

はいどうも装飾のロックです。今回は9月末に起きる下落要素というところでお送りしたいと思います。ちなみになんですけれども、日経市場は先週の金曜日、日本は祝日でお休みだったんですけれども、一応先週の9月23日秋分の日から祝日取引っていうのが始まってるんですよ。日経市場は閉まってるんですけど、先物市場や商品市場などは先週の金曜日も動いていました。なので、先物はこれ先物のチャートになりますけど、動いていて一応先週の金曜日分は今週の月曜日26日分として表示されるみたいです。

今のところですね、金曜日の終値は2万6420円ということで結構下落してるんですよね。アメリカが結構下げたので、それに引っ張られて日経先物も下がってると。先週の日経平均の終値が2万7153円で今先物が2万6420円なんですけれども、結構落ちてるように見えますよね。ただ、今の先物っていうのは9月配当落ちをもう織り込んでいるので、先に下がっている数字なんですよね。だからこの時期っていうのは日経平均と先物っていうのはギャップが出るんですよ。

配当落ちの影響

9月末には3つの下落要素があり、そのうちの1つが配当落ちというものになります。9月末というのはいわゆる3月末決算の企業であれば中間配当の権利確定があります。また、9月末決算の会社もあり、それらを合わせて配当の権利確定と翌日には配当落ちが発生します。配当落ちというのは、先物はすでに織り込んでいる状態です。

今年の配当落ちは9月29日になります。28日が権利確定最終日で、その翌日が配当落ち日になります。理屈上、株価というのは配当を出した分、企業価値が下がるので、その分株価は下がります。先物は9月SQ(特別清算指数)を持って、9月切りの先物から12月切りの先物に変わります。そのため、日経平均株価自体はまだ配当落ちが来ていないけれど、先物はもう12月を見据えた取引になるので、配当落ちはすでに織り込まれている状態です。

日経平均の銘柄入れ替え

もう1つの要素は、日経平均の銘柄入れ替えです。9月末から10月初めにかけて行われます。今回はユニチカ、沖電気、マルハニチロが外れ、日本電産、SMC、ホヤ、静岡フィナンシャルグループが新たに日経平均225に追加されます。

インデックスファンドはどうするかというと、ユニチカ、沖電気、マルハニチロの株を売って、新たに日本電産、SMC、ホヤの株を買います。しかし、新しく入れる方が株価が高いわけです。つまり、売った分だけでは新しい株を買えないため、他の銘柄を売って日経平均225のインデックスファンドを作り上げる必要があります。ロイターの記事によると、入れ替え時には約5000億円のファンドの売りが発生しそうだということです。

期末のリバランス

3つ目の要素は、9月末が期末であることから、ファンドのリバランスが行われることです。特にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)などの年金ファンドは国内債権、外国債券、国内株式、外国株式をポートフォリオで組んでおり、基本的には25%ずつになるように調整しています。

例えば、年金ファンドが国内株式を多く保有していた場合、株価の動きに応じて売買を行い、ポートフォリオの割合を調整します。GPIFのデータを見ても、期末時点でだいたい25%に近い割合になっていることがわかります。年金ファンドは、国内株式に関してはほとんどパッシブ運用(インデックス投資)を行っています。したがって、9月末にはリバランスの一環として株式の売買が行われる可能性があります。

ファンドの動向と市場への影響

ファンドの動向として、GPIF以外のファンドも含めてリバランスが行われます。特にアメリカ株や外国債券が下落している場合、国内株式の割合が上がる可能性があり、それに応じて売買が発生します。

例えば、6月末時点での国内株式の資産額が47.5兆円だった場合、9月末でも同じような水準であることが予想されます。これに対して、外国株式や外国債券が下落している場合、リバランスのために国内株式を売って外国株式や債券を買う動きが出るかもしれません。

9月末の市場パターン

過去の9月末の市場パターンを見てみると、9月末に向けて下落することが多いです。例えば、2021年9月には大きく下落し、その後回復するパターンが見られました。2020年も同様に下落し、その後回復しています。

過去10年間のデータを見ても、9月末に下落し、10月中旬には底をつけて回復するパターンが多いです。したがって、9月末に向けた下落は一時的なものであり、その後の回復が期待できるかもしれません。

今年の特異性

しかし、今年はアメリカの景気後退が見えているため、通常のパターン通りに回復するかどうかは不透明です。アメリカの景気後退が影響を与える可能性があるため、慎重な投資判断が求められます。

それでも、過去のデータを参考にすると、9月末から10月中旬にかけての下落は一時的なものであることが多いです。今年も同様のパターンをたどるかどうか、投資家は様子を見ながら判断する必要があります。

投資家へのアドバイス

投資家としては、9月末に向けた下落要素を理解し、慎重に行動することが重要です。短期的な下落に惑わされず、長期的な視点で投資を継続することが大切です。

また、配当落ちや銘柄入れ替え、リバランスの影響を考慮しながら、適切な投資戦略を立てることが求められます。市場の動向を注視しながら、柔軟に対応することが重要です。

関連する質問と回答

1. なぜ9月末に株価が下がることが多いのですか?

9月末には中間配当の権利確定日や配当落ちがあるため、理論上株価が下がることが多いです。また、期末のリバランスや日経平均の銘柄入れ替えなどの要因も重なり、売り圧力が強まることがあります。

2. 配当落ちとは何ですか?

配当落ちとは、配当金を支払った後、企業の株価がその分だけ下落する現象です。配当金を支払うと企業の資産が減少するため、その分株価が下がることになります。

3. 日経平均の銘柄入れ替えの影響とは何ですか?

日経平均の銘柄入れ替えでは、インデックスファンドが新しい銘柄を買い、古い銘柄を売るため、売り買いの圧力が発生します。特に新しく追加される銘柄が高価な場合、他の銘柄も売られる可能性があります。

4. 期末のリバランスとは何ですか?

期末のリバランスとは、ファンドが期末に向けてポートフォリオのバランスを調整することです。例えば、株式や債券の割合を25%ずつにするために売買を行います。

5. 今年は9月末に特異な動きがあるのでしょうか?

今年はアメリカの景気後退が見えているため、例年通りのパターンで回復するかどうかは不透明です。通常のパターンに従うかどうか、投資家は慎重に判断する必要があります。