【決算良好でも株価下落】上方修正後の銘柄の行方は?ズボラ株投資の真実とは

はいどうも、早速投資家のロックです。今回は「爆撃決算後に株価暴落銘柄の末路」というテーマでお送りしたいと思います。まだマニアックな検証をしてしまったので、皆さんに共有する動画でございます。

これ何をやったかというと、中間決算が一通り終わったんですけれども、決算が良好だと特に情報修正しましたと言っているのにも関わらず翌日株価が下落する銘柄がちょいちょいありますよね。情報修正しているのになんで下がるのよと思いますよね。でも決算数字はいいはずなんで、この決算後に下落した時、その時に買ってもいいんじゃないのかなと思うわけです。

ちなみにここでなんで増益計算とか色々ある中で情報修正なのかっていうことなんですけれども、基本的に株価というのは企業の今期末の予想利益というのがあるわけです。それは発表されていて、その利益ベースで理論株価というのが算出されます。つまり、今期の予想利益というのはすでに株価に反映されている状態なんですよね。だから、決算発表する前に今期末予想の状態を織り込んでいる株価になっているのです。

なので、例えば日本電産が上期採取を30%増益で上振れ着地と言っていても、今期の予想を変えなければ理論株価としては変わらないんですよね。だから、今期の予想利益を情報修正とか下方修正した時に理論株価が変わるわけです。今回は、中間決算で情報修正した銘柄をピックアップして、その決算発表後翌日の株価騰落率がどうなのか、そしてその1週間後のパフォーマンスがどうなのかを調査しました。

ピックアップした対象は日経225の銘柄です。基本的には売買高があって、マザーズみたいな情報修正したら株価が跳ね上がるような、やんちゃな動きをしない225の銘柄をベースに今回は見ていきたいと思います。これ、結局1個ずつ見ていくので結構面倒なんですよ。それぞれ情報修正した銘柄の翌日の株価がどうなったのか、1週間後の株価がどうなってるのかを全部見ていくのはめっちゃ面倒です。

このチャンネルでは、こういったやるのがめんどくさいけど知りたい情報を積極的に発信しています。独自性のある情報発信を心がけているチャンネルです。

じゃあ早速結果どうだったかというと、225社のうち情報修正した銘柄はトータルで68社ありました。それぞれの銘柄の翌日の騰落率が何%だったか、マイナスだったのか、翌日終値から1週間後のパフォーマンスがどうだったかをここにまとめています。

情報修正の決算が出たら基本的には理論株価としては上がるので、翌日の決算が上がってほしいのですが、翌日下落した銘柄は全体の35%あります。基本的には64%は上方修正の決算で翌日上がっています。翌日下落した場合の平均パフォーマンスはマイナス3%、上昇した場合はプラス4%の平均パフォーマンスが出ています。

今回調べたいのは、情報修正して決算が良いのに翌日下落する銘柄。その後上がるのではないかと。だって元々決算が良いんだから。翌日下落してその1週間後のパフォーマンスを見てみると、平均は翌日下落した銘柄の1週間パフォーマンスはプラス0.6%となっています。割合で見ると、翌日下落した銘柄のうち1週間後に上昇している銘柄は66.7%あります。3分の2は翌日の下落が底で、そこから基本は上がっているのです。

具体的には、例えば東宝であれば翌日-3.8%ですが1週間後には5.8%になっています。翌日買っておけばその後5.8%取れている。信越化学は翌日-0.3%で1週間後2.8%、商船三井も翌日-1.2%ですが1週間後に4.9%上がっています。日本水産なんかは情報修正で修正率11%も情報修正しているのに翌日-8.6%も下がる。しかし1週間後には0.6%戻っています。翌日の下げが底で、そこから上昇することが多いです。

一方で、翌日下げてさらに下げる「下げ下げ銘柄」もあります。東武鉄道とかは情報修正29.4%上昇しておいて翌日2.1%下がり、1週間後にはさらに下がってマイナス4%になっています。インペックスや出光など石油系も下げ下げ。三井金属も下げています。しかし、1/3は翌日下落したとしても一応回復しています。元々情報修正で良い銘柄ですから。

次に、下方修正した銘柄軍団について見てみます。これら下方修正軍団はトータルで37銘柄あります。下方修正した翌日の決算が上昇するのは16%しかなく、大半の83%は翌日下落します。しかし、この下方修正軍団も全体的な地合いが良いからだと思うのですが、5日後1週間後には8割方上昇しています。翌日下がるけど1週間後には上がっている銘柄が結構あります。全体的な地合いが良いので決算後下がった後は買われるというムードになっています。

結局、今全体的には地合いが良いので下がった後は買われているというだけです。情報修正銘柄だから翌日下がったとしても回復しているのでは?と思っていたのですが、別に下方修正銘柄でも下がった後に買われている。全体地合いが良いから下がったら買われているという感じです。

逆に、翌日上昇した銘柄が情報修正銘柄の場合、64%あります。情報修正した翌日は6割方上がりましたが、その後半分は5日後に下落しています。例えばオムロンは情報修正して翌日0.4%上がりましたが、1週間後には-5.8%です。第1三共は情報修正して翌日1.3%上がりましたが1週間後には-4.9%。ヤマハ発動機も翌日に12%上がりましたが1週間後には-3.1%。藤倉は翌日16.4%上がり、1週間後にさらに5.4%上がっています。

傾向としては翌日決算が上がってバーンと情報修正で上がるけれど、その後は半分ぐらいは下がる。半分ぐらいは上がっているということです。しかし、下がった場合は情報修正だろうが下方修正だろうがその後回復しているので、今全体地合いが良いので多分買われているのでしょう。

結局、情報修正している銘柄は株としては良い銘柄なので、そういう銘柄を探して買いましょうというのがファンダメンタルの基本です。今回はこんな感じで情報修正銘柄の翌日と1週間後のパフォーマンスを見てみました。

情報修正銘柄とは?

情報修正銘柄とは、企業が業績見通しを上方修正した銘柄のことを指します。これは、企業が予想よりも良い業績を発表したことを意味し、通常は株価の上昇要因とされます。しかし、必ずしも株価が上昇するわけではなく、時には情報修正後に株価が下落することもあります。このような現象がなぜ起こるのか、またその後の株価の動向について詳しく見ていきましょう。

情報修正したのに株価が下がる理由

情報修正したにもかかわらず株価が下がる理由はいくつか考えられます。市場の期待が高すぎた場合や、他の要因がネガティブに働いた場合などです。例えば、市場が既に情報修正を織り込んでいる場合や、他の経済指標やニュースが悪影響を及ぼした場合などが考えられます。また、投資家が利益確定売りを行うタイミングで株価が下がることもあります。

情報修正銘柄の翌日と1週間後のパフォーマンス

情報修正銘柄の翌日と1週間後のパフォーマンスについて詳しく見ていきましょう。今回の調査では、日経225の銘柄を対象に、情報修正を発表した68社の翌日の株価騰落率と1週間後のパフォーマンスを調べました。

結果として、情報修正銘柄の翌日の株価は64%が上昇し、35%が下落しました。翌日下落した銘柄の1週間後のパフォーマンスは平均でプラス0.6%と、ほとんどの銘柄が回復しています。この傾向は、全体的な地合いが良いためと考えられます。

下方修正銘柄のパフォーマンス

一方、下方修正銘柄のパフォーマンスについても見ていきましょう。下方修正を発表した37銘柄の翌日の株価は83%が下落し、16%が上昇しました。しかし、この下方修正銘柄も1週間後には8割方が上昇しており、全体的な地合いが良いため、決算後に下がった株価が回復する傾向があります。

翌日上昇した銘柄のその後

情報修正銘柄のうち、翌日上昇した銘柄のその後についても注目してみましょう。翌日上昇した64%の情報修正銘柄のうち、半分は1週間後に下落しています。例えば、オムロンは情報修正して翌日0.4%上昇しましたが、1週間後には-5.8%となりました。これは、上昇後の利益確定売りが影響している可能性があります。

情報修正銘柄の投資戦略

情報修正銘柄への投資戦略を考える際には、翌日の株価動向だけでなく、その後のパフォーマンスも重要です。今回の調査結果から、情報修正銘柄は翌日下落しても1週間後には回復する傾向があるため、短期的な下落を買いのチャンスと捉えることができるでしょう。また、全体的な地合いが良い場合には、下方修正銘柄でもその後の回復を期待できる点も考慮する必要があります。

全体地合いの影響

全体地合いが株価に与える影響についても考えてみましょう。現在の市場環境が良好である場合、情報修正銘柄だけでなく下方修正銘柄も回復する傾向にあります。このため、全体地合いを把握することは重要です。市場全体が上昇基調にある場合には、短期的な下落を恐れずに投資を続けることが有効です。

ファンダメンタルの基本

最後に、ファンダメンタルの基本について触れておきましょう。情報修正銘柄は、企業の業績が良好であることを示しており、長期的な投資対象として魅力的です。短期的な株価変動に一喜一憂せず、企業の基礎的な実力を見極めることが重要です。情報修正銘柄を探して投資することは、ファンダメンタルに基づいた投資の基本です。

関連する質問と回答

1. 情報修正銘柄とは何ですか?

情報修正銘柄とは、企業が業績見通しを上方修正した銘柄のことを指します。これは、企業が予想よりも良い業績を発表したことを意味し、通常は株価の上昇要因とされます。

2. なぜ情報修正後に株価が下がることがあるのですか?

情報修正後に株価が下がる理由は、市場の期待が高すぎた場合や他の要因がネガティブに働いた場合などが考えられます。市場が既に情報修正を織り込んでいる場合や他の経済指標やニュースが悪影響を及ぼした場合などが考えられます。

3. 下方修正銘柄でも買うべきですか?

下方修正銘柄でも、全体地合いが良い場合にはその後回復する傾向があるため、短期的な下落を買いのチャンスと捉えることができます。しかし、長期的な視点での企業の業績や将来性を見極めることが重要です。

4. 情報修正銘柄の翌日と1週間後のパフォーマンスはどのようになりますか?

情報修正銘柄の翌日の株価は64%が上昇し、35%が下落しました。翌日下落した銘柄の1週間後のパフォーマンスは平均でプラス0.6%と、ほとんどの銘柄が回復しています。この傾向は、全体的な地合いが良いためと考えられます。

5. ファンダメンタルに基づいた投資の基本は何ですか?

ファンダメンタルに基づいた投資の基本は、企業の業績や将来性を見極め、長期的に成長が期待できる銘柄を選ぶことです。短期的な株価変動に一喜一憂せず、企業の基礎的な実力を重視することが重要です。情報修正銘柄を探して投資することは、ファンダメンタルに基づいた投資の基本です。